リフレームでは、食事サービスを見直し、一部「手作りメニュー」の提供を開始しました!
利用者の皆さまに、より安心でおいしい食事をお届けするとともに、「食べる喜び」を通じて日々の生活を豊かにすることを目指します。

取り組みの概要
「支援員リーダー兼利用者の保護者」である石井さんが、現場をよく知る支援員リーダーとしての視点と、保護者としての実感を活かし、企画を進めてきました。

(支援員リーダー/利用者の保護者)
<手作りメニュー概要>
- 提供頻度:週1回からスタート
- 内容:これまで一部仕入れていた惣菜・冷凍食品を、施設厨房でスタッフが手作りに切り替え
- 提供拠点:まずはグループホーム「うぐいす」で開始(順次拡大予定)
はじめたきっかけ
石井さんのお子さま(グループホーム「うぐいす」の利用者)に、腸の状態の変化と体重減少が見られたことを契機に、日々の食事の油脂や素材の質を見直す検討が始まりました。
要因の一つとしてトランス脂肪酸に着目し、サラダ油からオリーブ油への切り替え、追加の食事による栄養補給を実践。現場チームで議論を重ね、「私たちの体は食べたもので作られる」という原点に立ち返って、できるだけシンプルで素材をいかす手作りへ舵を切りました。

リフレームのこだわり(3つの約束)
リフレームでは、手作りメニューを提供する上で、3つのこだわりがあります。
- 素材第一:旬の野菜や魚など、季節の素材をできるだけ活用
- やさしい調理:ビタミン・ミネラルを意識しながら、油は良質なものを適量に
- 個別配慮:咀嚼・嚥下、アレルギー、食嗜好に可能な範囲で柔軟に対応(刻み・味付け・量の調整 等)

加えて、衛生管理・温度管理の徹底、調理工程の記録や食札の運用など、運営上の安心も強化しています。
手作りメニューの例(うぐいす)
- 予算目安:3人分で約1,300円
- 開始日:2025年8月19日より実施(毎週火曜日)
ある日の食事(一例)

- ブリの照り焼き
- ウィンナー
- きゅうりと竹輪の和え物
利用者の様子
嬉しいことに、利用者さまの様子に変化がありました。
現場スタッフの声:「いつもよりも、勢い良く召し上がっていました」


これからも職員ミーティングで小さな改善を積み重ね、「続けられる手作り」をチームで育てていきます。
今後の展開
リフレームとしては、石井さんを中心に、各グループホームへの展開に将来的に取り組んでいきたいと考えています。
あわせて、将来に向けて次の取り組みの実施を目指していきたいと考えています。
- 季節行事食・地産食材の活用
- 個別の栄養ニーズや体調に寄り添う、やわらか食・減塩対応の選択肢拡充
- ご家族と一緒に楽しめる「食」イベントの開催(調理体験・産地学習 など)
現時点で具体的な準備や実施時期は未定ですが、内容・時期が決まり次第、改めてご報告いたします。
石井さんコメント
現在は「うぐいす」のみの提供ですが、今後は全ユニットへ提供していきたいです。
そして将来的には利用者様の健康維持のためのメニューを考案し、実現していきたいです。
お問い合わせ・見学について
取り組みの詳細や見学をご希望の自治体・関係機関、ご家族の皆さまは、こちらのお問い合わせページよりご連絡ください。個別のご相談にも丁寧に対応いたします。